営業でも飲み会でも、知らない人と初めて会う時の第一印象って大切ですよね!

プレゼンも同じように第一印象は大切です。

どんなに良い提案だったとしても、清潔感や信頼感などが感じられなければ、
「こいつの提案はダメそうだ」
と悪いレッテルを貼られてしまいます。

今回お伝えするのは、プレゼンで重要だとされている最初の30秒〜1分で聴き手の心を掴むためにどうすればいいのかについてです。

新たな発見があると思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。

冒頭を制すものはプレゼンを制す
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プレゼンは常に聴き手を知ることからはじめる

プレゼンは聴き手を知ることからはじめる

プレゼンは普通の会話とは違い、プレゼンター(提案者)が自分の提案を伝え、聴き手は質問時以外にはずっと話を聞いている状態です。

だから、たまに勘違いしてしまうのですが、プレゼンとは「自分が言いたいことを、とにかく全て伝えきること」だと思ってしまいます。

ですが、そうではなく、聴き手が聞きたいことを汲み取って、聴き手が受け入れやすいように伝えることが肝心です。

そのためには、聴き手がどのようなことを知りたいのか?
つまり、何に悩み、何に恐れ、何に怒っているのかを知らなくては、聴き手の心に刺さるメッセージを届けることができません。

プレゼンターの仕事は、聴き手が抱えている悩みや恐れなどを「このプレゼンを聞けば解決できる」と伝えてあげることです。

さらに、メッセージを伝える際には、聴き手が普段使っている言葉を使うようにしましょう。
あなたの業界では普通に使っている言葉も、聴き手にとっては理解できない言葉かもしれません。

誰でも理解できる言葉で話すことを心掛けてください。

プレゼン冒頭で聴き手の心をつかむ4つの方法

プレゼンで聴き手の心をつかむ方法

冒頭とはいわゆる「つかみ」のことです。
最初に聴き手の心を「つかむ」ことができれば、その後のプレゼンで話を聞いてもらいやすくなります。

「我輩は猫である。名前はまだ無い。」夏目漱石
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」川端康成

これらは、小説「我輩は猫である」と「雪国」の冒頭部分ですが、日本文学を代表する有名な冒頭です。

小説家は書き出しに相当なパワーを使う、と言います。
書き出しで、読者を引き込むことが勝負になるからです。

特に小説は、自分でページをめくっていく作業をしなくてはいけません。
そのため、面白く無いと思ったらいつでも簡単に、本を読むことをやめられてしまいます。

その点、プレゼンは聴き手が「もう聞くのをやめたい」と思っても、プレゼンの途中で退席することはほとんどできませんから、最後までは一応は聞いてくれます。

でも、だからといって、冒頭で引き込むことを意識しなければ、聴き手は聞いているようで、別のことを考えたり居眠りしたりして、ほとんど聞いてもらえなくなってしまいます。

じゃあ、どうやって聴き手をプレゼンにひき込めばいいのか?

そのための4つの方法がこれです。

  1. 聴き手のメリットを伝える
  2. 質問形式にする
  3. 新しい情報を伝える
  4. 危機感を意識させる

では、順番に説明していきます。

冒頭の4つの方法

聴き手のメリットを伝える

プレゼンの最初で聴き手の興味をひくための効果的な方法は、「聴き手にとってのメリット」を伝えてあげることです。

マーケティング業界では「ベネフィット」といいますが、「ベネフィット」とはあなたが提供する商品やサービスを使うことで、お客さんがどのようなメリットを得ることができるのか、ということです。

この商品・サービスを使うことで、どのような未来を期待できるのか、を伝えなくてはいけません。

例えば、ダイエット関連商品なら
「1ヶ月で食事制限することなく3キロ痩せられます」
といった、どのような未来(結果)を得ることができるのかを冒頭で伝えてあげましょう。

間違った方法として、冒頭で商品・サービスの特徴を伝えてしまうことがありますが、これは聴き手にとってのメリットではありませんよね?
プレゼンター目線の意見です。
「たくさんの機能がついていて、これだけすごい商品なんだぞ!」
と、商品・サービスの素晴らしさを聴き手に押し付けている状態です。

それでは、聴き手は興味が湧きませんし、「だから何?」とそっぽを向いてしまうかもしれません。

「このダイエット方法で紹介するコアトレーニングは、体の幹の部分を鍛えると同時に、大きな筋肉である大腿筋も鍛えることができるので、基礎代謝が上がり、脂肪燃焼効率を高めてくれます。」

と言われるよりも、先ほどの「1ヶ月で食事制限することなく3キロ痩せられます」と最初に言われた方が興味をひかれますし、続きを聞きたくなりますよね。

まずは冒頭で聴き手のメリットを伝え、興味を引いてから、その結果がなぜ得られるのかの根拠である、機能や特徴を本編で伝えてあげるようにしてください。

聴き手のメリットについて詳しく知りたい方はこちら↓↓↓

⇒参考:「プレゼンではお客さんのメリットを伝えることが一番重要!」

質問形式にする

突然ですが質問です。

「あなたは現在より3キロ体重を落としたいと思っていますか?」

・・・どうですか?

質問に対して、今、自分ではどう思うかと考えませんでしたか?

たとえあなたが現在、体重を気にしていなかったとしても、質問されたら無意識的に答えを導き出そうと考えるはずです。

これが、質問形式の強みです。

聴き手に質問を投げかけ、考えさせることで、聴き手はただの傍聴者ではなくプレゼンへの参加者となります。

このことがとても重要なんです。

「自分にはこのプレゼンは関係ね〜や〜」
と思われないためにも、質問を投げかけて、聴き手を少し強引にプレゼンに参加させるようにしましょう。

質問には他にも数字を使うと効果的です。

たとえば、

冒頭は数字で質問

この数字はなんの数字だと思いますか?

実はこの数字はダイエットで引き締めたい部分がウエストだと答えた人の割合です。

今回提案するダイエット法は特にウエストに効果があり〜〜〜(本編へ続く)

といったように数字を使い質問することでインパクトを与えることができます。

もしもあなたの商品・サービスで印象的な数字を伝えることができるなら、冒頭に数字を提示して質問をしてみましょう。
聴き手はきっと興味を示してくれるはずです。

さて、ここまで質問形式にすることについてお伝えしてきましたが、ひとつだけ注意点があります。
それは、あなたの提案内容と関係ない質問は控える、ということです。

「昨日、何食べましたか?」
なんて、あなたの提案とは関係ない質問をしたところで、話が次につながっていきませんよね。
ですから、質問するときには提案と関係ある内容にしましょう。

新しい情報を伝える

私たちは新しい情報が好きです。
「新発売」
「新発表」
「新事実」
「新登場」
「新型」

といった言葉に反応してしまいます。

もしも、あなたが提案するプレゼンに新しい情報が含まれているのなら、そのことを伝えることで聴き手の関心をひくことができます。

たとえば、
「簡単に油汚れが落とせる、新たな方法」
「週2から始める新しい副業の仕組み」
「新事実。スーパーにいる客が最初の商品を買うまでに15分かかる」

といったように、新しい情報を最初に伝えるようにするとインパクトを与えることができ、プレゼンに対しての期待感も高まっていきます。

危機感を意識させる

危険を回避したいという欲求は誰にでも備わっているものですよね。

いつまでも安全に暮らしたいですし、安心して仕事に取り組みたいですし、健康な体でいたいと思っています。

あなたの商品・サービスが危険を回避してくれるもの、または現状を維持してくれるものであれば、そのことを伝えるようにしましょう。

たとえば、
「あなたのスマホ、もしかしたらハッキングされているかもしれませんよ」
「清潔だと思っているあなたの布団にはダニの死骸や糞がたくさんあります」
「朝ごはんを無理に食べると健康に影響が出ます」

※これらの内容はあくまでも例えです。

など、
実は危険が潜んでいることや、危険だと分かっていてもあまり意識していなかったことを最初に伝えて、聴き手の不安を顕在化させます。
すると、聴き手は不安を取り除くことを望みますので、あなたがその不安を取り除くことができることを伝えます。

聞こえは悪いかもしれませんが、不安を利用することで聴き手にとって必要なプレゼンなんだとアピールすることができるんです。

冒頭でやってはいけないこと

当たり障りのない話から始めようとする

提案内容に入る前に、関係ない話で場を和らげたほうがいいのかと考えることがあるかもしれませんが、それはやめたほうがいいと思います。

たとえば、
聴き手の共感を得ようと、聴き手に関係のある話から始めたとします。
「実は私は御社の創業の地でもあります、長崎出身です。」
や、
「本日、初めて御社のオフィスを拝見いたしましたが、日比谷公園が一望できてとてもよい環境ですね」
などといった話から始めたとします。

ですが、こういった話では次に繋げることが難しいですよね。
「〜〜〜日比谷公園が一望できてとてもよい環境ですね」
「さて、本日私たちが提案させていただく内容は〜〜〜」
といったように話がまったくつながりませんし、とってつけたような印象を受けてしまします。

その話が提案内容につながっていくなら良いと思いますが、全く関係ないなら控えた方がよいと言えます。

最初から長い自己紹介をする

初めての相手に自己紹介をするのはプレゼンターとしては当たり前のことです。

ですが、最初から長〜い自己紹介をされてはどう思うでしょうか?

正直、ほぼ100%の人が、プレゼンターに興味なんてありません。
興味があるのは提案内容なんです。

それなのに、いきなり詳しい自己紹介をされても聴き手はほとんど聴いてくれません。

ですから、最初は簡単に、会社名、部署名、名前程度の自己紹介にしておきましょう。

ただし、あなたがどんな人物なのかをまったく伝えなくて良い、ということではありません。
あなたがどんな想いで商品・サービスを開発し、どんな苦労を乗り越えてきたのかなど、あなたの物語を伝えることで商品・サービスの価値が高まることも事実です。

問題は、それを語るべきタイミングです。
あなたの物語を語るべきタイミングは、最初ではなく、あなたの提案を伝え、聴き手が興味を持ってくれたところで伝えるようにしましょう。

プレゼンの最初で聴き手の心をつかむためのまとめ

プレゼンでは常に聴き手のことを頭に入れておかなければいけません。
そうでなければ、自分本位なプレゼンをしてしまい、聴き手の心をつかむことができないからです。

心をつかむためには4つの方法がありました。
それが、

  1. 聴き手のメリットを伝える
  2. 質問形式にする
  3. 新らしい情報を伝える
  4. 危機感を意識させる

でしたね。

これらの方法を使い、冒頭で聴き手の心をつかみ大切なプレゼンを成功させましょう!

プレゼンでインパクトを与える方法について知りたい方はこちら↓↓↓

⇒参考:「プレゼンでインパクトを与える4つの方法」

監修者

監修者の写真

Null Japan株式会社 代表取締役

高村 勇太

プレゼン資料クリエイター/プレゼン資料の専門家

Microsoft® Officeスペシャリスト 認定

<略歴>

武蔵野美術大学卒業後、東京都港区赤坂の設計事務所にてプレゼンテーション業務に従事。数億円のオフィスビルから数百億円の都市開発事業などの提案書およびプレゼンテーション資料の作成を手がける。
2016年より会社を設立し、2018年よりマーケティング、セールスライティングを取り入れたプレゼンテーション資料制作、コンサルティング事業を開始。
現在はプレゼンテーション資料を中心に広告やチラシ、営業資料などの様々な資料を手がけ、資料制作講座も開き、資料制作の方法なども伝えている。
⇒主な制作事例はこちら

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