せっかくプレゼンテーションをしても、聴き手は自分のデスクや仕事に戻るときにはすでにプレゼンの内容を90%近く忘れていると言われています。

めちゃくちゃ悲しくないですか?

あんなに一生懸命考えたプレゼンが覚えられていないなんて・・・

それに、プレゼンしてても、うわの空で聞いている人が多いのなんのって・・・

なんて集中力のない奴らなんだ!
本当に失礼な奴らだぜ!

と悪態をつきたくもなりますが、これは聴き手が悪いわけではありません。

こういった状況を作り出してしまうプレゼンテーションに問題があるんです。

だからこそ、こんな状況を回避するためにも、インパクトのあるプレゼンで興味をひく必要があるんです。

まずは結論からお伝えします

プレゼンでインパクトを与えるためには以下の4つの項目について考えてみてください。

  1. 定説を覆す
  2. 想像力をかきたてる
  3. 統計を提示する
  4. 偉人の力を借りる

これら4つの方法のなかであなたに合ったインパクトの与え方をマスターしましょう!

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プレゼンでは冒頭がとても大切

プレゼンでの冒頭

プレゼンでは最初にインパクトを与え、聴き手を飽きさせないこと、またはあなたのプレゼンに興味を持ってもらうことが大切です。

そのためには、冒頭で語るべきこと、伝えるべきことというのはとっても重要です。

冒頭で聴き手の興味をひくためには

  • 聴き手のメリットを伝える
  • 質問形式にする
  • 新らしい情報を伝える
  • 危機感を意識させる

といった、これら4つのことを意識して伝える必要があります。

プレゼンでの冒頭で伝えるべき内容についてはこちらで詳しく書いています。↓↓↓
⇒参考:「最初が肝心!プレゼン冒頭での相手の心のつかみ方!」

今回は上記の記事では伝えていない「インパクト」を与えるための方法についてお伝えしていきます。

プレゼンでインパクトを与える4つの方法

プレゼンでインパクトを与えるためには以下の4つの方法が効果的です。

  1. 定説を覆す
  2. 想像力をかきたてる
  3. 統計を提示する
  4. 偉人の力を借りる

それでは各方法について説明いたします。

インパクトを与える4つの方法

1.定説を覆す

ダイエットの世界ではよくこの方法が使われています。

「食事制限は意味がない」
「お米を食べても太らないダイエット法」
「過度な運動は逆に太る」

など、今まで痩せるためには、食事制限をしたり、炭水化物を抜いたり、運動をたくさんすることがダイエットの定説だったのに、それを覆されるととても興味をひかれますよね?

定説を覆す

このように、これまで常識だと思っていたことが、実は間違っていることを提示したり、新たな定説を打ち出すことができれば、聴き手は一気に興味を持ちます。

例えば
「プレゼンを成功させるためには、大きな声ではなく、限りなく小さい声で話すことがもっとも効果的である」
と言われたら、
「嘘だろ!?」
と思いつつも話の続きが聴きたくなりますよね。

もしも、あなたがプレゼンする内容で、なんらかの定説を覆すものであれば、そのことをまず最初に伝えるようにしましょう。

ちなみに、プレゼンの例は真実ではないので、試さないようにしてくださいね!

2.想像力をかきたてる

アメリカのコンサルタントであるフランク・ルンツ氏は著書『Words That Work』の中でプレゼンの最中に発する「imagine(想像して)」は英語で最も強力な単語の1つであると述べています。

これはとてもシンプルで、誰でも使える方法です。

例えば、あなたが集客コンサルタントだったとしたら
「想像してみてください。毎月多くの見込み客が増えることを」

あなたが強力な洗濯洗剤を販売しているとしたら
「想像してみてください。旦那さんの何度も着たYシャツが晴れた空の下、新品のような輝きを放っているところを」
というように使うことができます。

想像力をかきたてる

私たちは、普段何気なく聞いている言葉や、目にする文章から、ほぼ無意識的に想像を膨らませています。

だからこそ「想像してください」とお願いすることで、聴き手は自然と想像しはじめ、その物語の中心に立つことになります。

そうなれば、聴き手は孤立した傍観者ではなく、あなたのプレゼンテーションに参加することになり、より積極的にあなたの言葉を受け取ろうとしてくれます。

3.統計を提示する

数字にはとっても強い説得力が備わっています。

例えば、
「2004年に1億2,784万人いた人口が2100年には4,771万人に減ってしまうと国立の研究所が発表しています。
明治維新時には3,330万人と言われていますから、明治時代後半の水準に戻ってしまうのです。」

というショッキングな数字は、聴き手をプレゼンテーションへとひき込みます。

数字を提示する

特に聴き手に関係する数字や統計は、より興味を持ってその先を聞きたいという欲求が生まれてきます。

ですから、あなたの業界や、業界以外でも関係のある統計を持ち出すことで、あなたのプレゼンテーションにインパクトを与えてくれるのです。

このとき、外部の統計データを活用することになると思いますので、出典元を明記して、根拠として確固たるものであることを伝えるのも忘れないようにしてくださいね。

4.偉人の力を借りる

もしもあなたが伝えたいメッセージが、本当に聴き手の心に突き刺さるのかが不安だったら、偉大な先人たちの言葉をちょっとお借りしましょう。

あなたがビジネスにおいて信頼を得ることが大切だということを伝えたい場合には、

ビジネスでは目先の利益よりも信用を得ることが大切です。
このことについては、日本の資本主義の父である渋沢栄一氏も次のように述べています。

信用はそれが大きければ大きいほど、大いなる資本を活用することができる。
世に立ち、大いに活動せんとする人は、資本を造るよりも、まず信用の厚い人たるべく心掛けなくてはならない。

ですから、まずはどうやってお客様や取引先の信用を得ることができるのかを考えてみましょう。

このように偉人の名言や格言、ことわざを活用することで、あなたの発するメッセージはより深淵なものとなり、聴き手の記憶に刻み込まれていきます。

プレゼンでインパクトを与えるためのまとめ

プレゼンでインパクトを与えることは大切です。
そのためには、着ぐるみを着ようが、口から火を吹こうが構わないと思っています。

ビルゲイツがある講演で、子供たちがマラリアで亡くなる危険性が高いことを伝えるため、実際に容器に閉じ込められていた蚊を会場に放ち、
「貧困の人たちだけが、この経験をしなくてはならないというわけではないですから」
と言って会場全体にインパクトを与えたように、聴き手の心をつかむためには色々な方法がありますし、あってよいと思います。
もちろん放たれた蚊はマラリアには感染していないものだったらしいですけどね。

インパクトあるプレゼン

だから、奇をてらった方法を嫌う人もいますが、私は全然ありだと思います。

大切なのは、その行動や行為によって、ただインパクトを与えるだけではなく、より深く考えてもらうきっかけを与えることなんです。

スティーブジョブズが新作iPhoneのプレゼンでいきなり蚊を放ったら意味わからないですからね。

インパクトを追い求めすぎては聴き手に不快感を与えてしまうことにもなるので、十分注意して活用するようにしましょう。

監修者

監修者の写真

Null Japan株式会社 代表取締役

高村 勇太

プレゼン資料クリエイター/プレゼン資料の専門家

Microsoft® Officeスペシャリスト 認定

<略歴>

武蔵野美術大学卒業後、東京都港区赤坂の設計事務所にてプレゼンテーション業務に従事。数億円のオフィスビルから数百億円の都市開発事業などの提案書およびプレゼンテーション資料の作成を手がける。
2016年より会社を設立し、2018年よりマーケティング、セールスライティングを取り入れたプレゼンテーション資料制作、コンサルティング事業を開始。
現在はプレゼンテーション資料を中心に広告やチラシ、営業資料などの様々な資料を手がけ、資料制作講座も開き、資料制作の方法なども伝えている。
⇒主な制作事例はこちら

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