プレゼンには物語が非常に重要です。
なぜなら、私たちは物語が大好きですし、物語に共感するからです。
私が子供の頃には、まだ紙芝居のおじさんが近くの公園に来ていました。
(ギリギリ平成の話です。)
おじさんが来るのは不定期だったので、たまたま見つけると、とても嬉しくなった記憶があります。
図書館で絵本を借りるのもすごく好きでした。
アンパンマンや機関車トーマス、ディズニーやドラえもん。
さまざまな物語に心を躍らせていました。
それは、現代の子供たちも同じです。
いつでも私たちは物語が大好きなんです!
だからこそ、自分のプレゼンでも物語を語ることが大切なんです。
誰でも簡単にきれいなプレゼン資料が作れる
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プレゼンにおける物語の重要性
現代美術家の村上隆さんは、自身の展覧会ではカタログを用意し、そこで作品制作の経緯など、ちゃんと伝えたいことを伝えていました。
「芸術の価値は、発言で高めるべき」
と著書「芸術起業論」の中で述べています。
ガタガタ言わずに、作品を見て感じろ!
という無責任なことはしなかったんです。
しっかりとその価値を言葉にして伝えたことが成功の要因だと村上さんは言っています。
ゴッホだって耳を切り落としたという物語があるから、あの鮮やかな色使いに惹きつけられるのかもしれません。
物語の作り方
じゃあ、どうやって、物語をつくっていけばいいのか、と言いますと。
そのためには、まずは主人公を決める必要があります!
物語には主人公は必須ですからね。
で、主人公はもちろんあなた・・・
ではありません!!
そして、あなたの提供する商品やサービスでもありません。
主人公はお客さまです!
そうです。
ここを間違ってしまうと、お客さまの心に響く物語を作ることができなくなってしまいます。
なぜならお客さまは自分のこと以外興味がないからです。
他人が主人公の物語なんてつまらないですよね。
ですから、主人公をお客さまにする必要があるんです。
そして、物語には敵が必要ですよね。
その敵は、あなたの競合他社やライバル業界ではありません。
敵は、お客さまが抱える不満や不安、悩みの原因となるもののことです。
例えば、「売り上げが上がらない」と悩んでいる方の原因は、「集客ができていない」ことかもしれませんし、「成約率が低い」ことかもしれません。
このように悩みの原因をしっかりと把握して、「敵」として設定することで、よりお客さまの共感を得ることができ、あなたの商品・サービスに興味を抱いてくれることができるんです。
主人公(お客さま)は、どうにかして敵(悩みの原因)をやっつけたいと考えています。
でも今の状態では、敵をやっつけることができないため、とても悩んでいます。
そこで登場するのが導き手としての、あなたの商品やサービスです。
ほとんどの物語には、主人公が強くなるための指導者、つまり導き手が存在します。
孫悟空には亀仙人。
のび太にはドラえもん。
が導き手として存在します。
ですから、主人公(お客さま)が成長し、敵をやっつけるために、あなたの商品・サービスが必要なのです。
敵の設定方法についてもっと知りたい方はこちら↓↓↓
⇒参考:「プレゼンはストーリーが大切!でも誰も語らないもう一つの大切なこと」
物語のまとめ
このように登城人物を設定したら、あとは物語を作っていくだけです。
主人公は敵にいつも悩まされています。
いつかやっつけたいと思っているけど、自分だけの力ではどうすることもできません。
そこで、その敵をやっつけるためにあなたの商品・サービスが主人公の導き手として位置づけられるんです。
まずは、主人公がどんな敵に悩まされているのか。
そのことを十分に考えてみると、よい物語が生まれ、素晴らしいプレゼン資料をつくることができますので、是非、考えてみてくださいね!
ストーリーについてもっと知りたい方はこちら↓↓↓
⇒参考:「感情を動かせ!ビジネスを成功させるためにストーリーを伝えることが重要!!」 監修者 <略歴> 武蔵野美術大学卒業後、東京都港区赤坂の設計事務所にてプレゼンテーション業務に従事。数億円のオフィスビルから数百億円の都市開発事業などの提案書およびプレゼンテーション資料の作成を手がける。
2016年より会社を設立し、2018年よりマーケティング、セールスライティングを取り入れたプレゼンテーション資料制作、コンサルティング事業を開始。
現在はプレゼンテーション資料を中心に広告やチラシ、営業資料などの様々な資料を手がけ、資料制作講座も開き、資料制作の方法なども伝えている。
⇒主な制作事例はこちら