プレゼンテーションを行う場合、そのほとんどは時間が決まっています。

もしも、あなたが初めてプレゼン資料を制作することになったのでしたら、どういった時間配分で何枚ぐらいスライドが必要なのか不安ですよね。

今回はそんな初心者の方が、迷うことなくプレゼン資料を制作できるように、スライドの枚数や時間配分についてお伝えしていきます。

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まずは結論からお伝えします

まず、スライドの枚数は1スライド2〜3分ぐらいで考えておきましょう。

つまり、20分のプレゼン時間でしたら、用意するスライドは10枚ぐらいとなります。

時間配分については、プレゼンの内容によって変わってきますが、30分のプレゼンだとしたら、

自分の伝えたいこと=5分
相手が知りたいこと=20分
まとめ=5分

としておきましょう。

プレゼンをするときのスライド枚数の設定方法

プレゼンするときのスライド枚数

基本的には1スライド1テーマを守って制作するようにします。

あまりに情報の多いスライドでは、聴き手は疲れてしまいますし、なにより、スライドの文字が見えなくなってしまいます。

情報の多いプレゼンスライド

情報量が多く見にくいプレゼンスライド

かといって、スティーブ・ジョブズのようなプレゼンを目指す必要もありません。

たった一言だけ書かれたスライドでプレゼンをするには、かなりのスキルが必要になります。

なので、程よい情報量で、プレゼンターが説明しやすく、聴き手が見やすいスライドを制作する必要があるんです。

情報量の程よいプレゼンスライド

情報量が程よく見やすいプレゼンスライド

そうなると自然と1スライドで2分〜3分ぐらいの時間になると思います。

ですから最初にお伝えしたように、20分のプレゼン時間でしたら、だいたい10枚ぐらいのスライドが必要となり、40分のプレゼン時間でしたら、20枚ぐらいのスライドが必要だと想定することができます。

ちなみに、人が1分間で話す文字数は約300文字ぐらいだと言われていますから、原稿を用意するときには、この数字を頭に入れながら制作してみてください。

⇒参考:「見やすいパワーポイントを作成するコツは色・フォント・配置!」

プレゼンをするときの時間配分を決める

プレゼンするときの時間配分

プレゼンは様々な種類がありますので、絶対にこの時間配分!ということはないんですが、最初にもお伝えしたとおり、下記の配分でプレゼンを考えるようにすると良いと思います。

【30分のプレゼンの場合】
自分の伝えたいこと=5分
相手が知りたいこと=20分
まとめ=5分

これはどういうことかと言いますと、自分の話したいことばかり話して、聴き手を飽きさせてはいけない、ということです。

もちろん、プレゼンテーションでは、自分の提案をしっかりと伝える必要がありますし、理解してもらって魅力を感じてもらわなければいけません。

でも、自分が言いたいことだけを言っていてはダメなんです。

例えば、異性からラブレターをもらって、その中身が送り手の話ばっかりだったらどうでしょうか?
どれだけ自分があなたを好きで、どうしてもお付き合いしたくて、そのために色々な努力をして、様々なデートプランを考えている、といったラブレターをもらっても、あまり心は動きませんよね?

だからこそ、相手が知りたいことを伝えるようにしてください。

相手が知りたいこととは、すっごく簡単に言うと、相手と会話をするようにプレゼンをする、ということです。

例えば新しいパソコンをプレゼンするとします。

【相手】
このパソコンはどんな特徴があるんだろう?

【あなた】
これは、とても軽くて、持ち運びがしやすくて、さらに色々なアプリを同時に起動しても、動作が遅くならないんだ。

【相手】
それって、私にはどんなメリットがあるの?

【あなた】
君は、よくチャットアプリで同僚と会話しながら、エクセルとパワーポイントを使って資料を作っているよね?

【相手】
そうだね。

【あなた】
さらに、資料をつくりながら、webサイトでゴシップ記事を見たり、たまにオンラインゲームをしながら仕事をしてもいるよね?

【相手】
えっ!確かにそうだけど・・・

【あなた】
これまでのパソコンなら、たくさんのアプリを開いていると、急にパワーポイントの動作が遅くなったり、webサイトの読み込みが遅くなったりしたでしょ。

【相手】
あ〜、そういうときには一度、全部のアプリを閉じて、更にパソコンも再起動しないとダメなんだよね。

【あなた】
この新しいパソコンなら、全てのアプリを起動しながらもサクサク動くから、もうそんなストレスからは開放されるよ

【相手】
そうなの!ちょっと欲しくなってきたなー!

という会話をプレゼンでも行うわけです。

上記の内容の相手の部分を省略してプレゼン資料を制作することで、相手が知りたいことを伝えることができます。

このパソコンは、とても軽くて、持ち運びがしやすくて、さらに色々なアプリを同時に起動しても、動作が遅くなりません。

もしかしたら皆様は、よくチャットアプリで同僚と会話しながら、エクセルとパワーポイントを使って資料を作っていたりしますか?

さらに、資料をつくりながら、webサイトでゴシップ記事を見たり、たまにオンラインゲームをしながら仕事をしてしていませんか?

これまでのパソコンなら、たくさんのアプリを開いていると、急にパワーポイントの動作が遅くなったり、webサイトの読み込みが遅くなったりしてイライラしたと思います。

ですが、この新しいパソコンなら、全てのアプリを起動しながらもサクサク動くから、もうそんなストレスからは開放されます。

いかがでしょうか?

そして、このようなプレゼン資料を制作するためには、聴き手のことをしっかりと知っておく必要があります。

聴き手がどんなことに悩み、どんなことに困っているのかを知った上で、会話をするようにプレゼンを組み立ててみてください!

プレゼンの構成方法について知りたい方はこちら↓↓↓

⇒参考:「誰でも使える!プレゼン構成はこれがオススメ!」

まとめ

スライドを制作する場合の枚数の目安としては、1スライドで2〜3分ぐらいを想定しておいてください。

時間配分は、自分の伝えたいことをダラダラと話すのではなく、相手が知りたいことを中心に伝えるようにしましょう。

また、プレゼンの本番では、早口になったりしてしまい、思ったより早く終わってしまうことがあります。

早く終わること自体はそんなに悪いことではないのですが、自分のペースを取り戻すために、原稿に「ここまでで10分」などのように目安を入れておくことで、本番で、今プレゼンの進行が早いのか、遅いのかが分かるようになりますので、こちらも実践してみるといいかもしれません。

監修者

監修者の写真

Null Japan株式会社 代表取締役

高村 勇太

プレゼン資料クリエイター/プレゼン資料の専門家

Microsoft® Officeスペシャリスト 認定

<略歴>

武蔵野美術大学卒業後、東京都港区赤坂の設計事務所にてプレゼンテーション業務に従事。数億円のオフィスビルから数百億円の都市開発事業などの提案書およびプレゼンテーション資料の作成を手がける。
2016年より会社を設立し、2018年よりマーケティング、セールスライティングを取り入れたプレゼンテーション資料制作、コンサルティング事業を開始。
現在はプレゼンテーション資料を中心に広告やチラシ、営業資料などの様々な資料を手がけ、資料制作講座も開き、資料制作の方法なども伝えている。
⇒主な制作事例はこちら

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