「あなたのプレゼンはコンセプトがよくわからない」
などと言われ、落ち込んでいる人もいるんじゃないでしょうか。

でも、プレゼンでのコンセプトはそんなに深く考える必要はありません。

なぜなら、コンセプトはあなたのプレゼンしようと思っている提案の中に、すでに存在していることが多いからです。

「コンセプトとは何か」を理解し自分のプレゼンを見直すことで、きっとコンセプトが見つかるはずです。

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コンセプトとは?

コンセプトというと、なにか難しく考えてしまい、インパクトのある短い言葉で伝えられるものだと考えがちですが、決してそんなことはありません。

コンセプトとは全体を貫く一貫した考え方のことです。
つまりコンセプトを聞いただけで、すぐにどんなものか理解し、イメージできることがコンセプトの役割です。

たとえば、パーソナルトレーニングで有名なライザップは、ジムだけではなく、英会話やゴルフレッスン、料理教室なども展開しています。

一見すると、これらの事業には一貫性がなさそうですが、ライザップ社長の瀬戸健氏によると「ライザップは3日坊主をサポートするビジネス」だと言います。
ライザップは、3日坊主で終わってしまいがちな習い事やレッスンをやり切れるようにサポートするためのビジネスである、というのです。

コンセプトがしっかりしていれば、関係なさそうなことでも一貫して取り組んでいけるということなんです。
それだけ、強いコンセプトには存在感があるんです。

デザインの世界でもコンセプトはとても重視されています。
なぜならコンセプトがなければ、デザインを完成させることができないからです。

たとえば、企業のロゴを考えるとなった場合、丸い形が好きだから丸くしよう、とか、赤が好きだから赤くしよう、といった自分の好みだけではつくりません。
企業の理念や業種、イメージなどからコンセプトを作り出し、コンセプトに沿ったデザインを考えていく必要があるんです。

プレゼンコンセプト2

プレゼンにおけるコンセプトとは何か?

プレゼンには目的がありますよね?
商品を買ってもらうことなのか、提案を承認したもらいたいのか、目的は色々です。

目的は色々でも、一貫した主張や具体性がなければ、聴き手を迷わせてしまい、結果的に何が言いたかったのかを理解してもらうことが難しくなってしまいます。
さらに、なぜあなたのプレゼンを聞かなければいけないのかを知ってもらう必要があります。

プレゼンを行うということは、学術的なプレゼンは別として、少なからず、なにかしらの解決策を提案することでもありますよね?

つまり「具体的な解決策」
これがプレゼンにおけるコンセプトだといえます。

たとえば、ダイエットに関するサービスを販売している場合、
「好きなものを食べても、このストレッチを毎日5分やれば痩せる」
という具体的な解決策がこのプレゼンでのコンセプトです。
他に複雑な要素は必要ありません。

会社の上司に新しい勤務管理システムの導入を提案する場合なら、
「今まで勤務管理に費やしてきた時間を45%削減することができ、業務効率が改善できる」
がコンセプトになります。

コンセプトがあれば、あとは、コンセプトに沿った提案をしていくだけです。

たとえば、先ほどのダイエットの例でいえば、

  • ストレッチだけで痩せることの根拠
  • 実践者の声
  • 実績
  • ストレッチの具体的な方法

など、コンセプトの説得力を強化し、聞き手に納得してもらうための材料を肉付けしていくかたちで、プレゼンを構成していくことができます。

コンセプトがしっかり認識されれば聴き手を迷わせることもありませんし、プレゼンター自身も迷わずプレゼンしていくことができます。

提案したいことが複数ある場合

ダイエットの場合なら「痩せること」が目的なので、コンセプトを決めやすいですが、特徴や提案が複数ある場合には、コンセプトを決めることが難しいかもしれません。

例えばあなたが、あるマンションの一部屋の魅力を伝えるプレゼンをするとしましょう。

そのマンションの特徴は以下のとおりです。

  • オートロックや管理人駐在で安心・安全
  • 水回り設備が最新で使いやすい
  • 日当たりがよく快適
  • 防音対策がばっちり

こういった状況のとき、よくあるのが、コンセプトを与え忘れてしまうということです。

どういうことかというと、あまりにも条件が良すぎて、全て伝えればきっと気に入ってもらえると思ってしまうんです。

実際、これだけの条件が揃っていて、家賃が安かったらとても魅力的な部屋に感じますよね。
だからコンセプトなんかなくても、相手の気を惹くことのできるプレゼンができるかもしれません。

でも、コンセプトは大切です。
世の中にあるヒット商品やサービスのほとんどが、しっかりしたコンセプトを持っています。

コンセプトがあることで、共感を生み、より魅力的な提案にしてくれるからです。

じゃあ、このマンションの部屋にはどんなコンセプトが考えられるでしょうか?

たとえば
「一人暮らしの女性でも安心」
というコンセプトはどうでしょうか。
(まあ、ちょっとありきたりですか・・・)

で、コンセプトが決まると、他の特徴もこのコンセプトに沿った提案の仕方ができます。

「水回り設備が最新で使いやすい」➡「最新の設備だから料理がたのしくなる」
「日当たりがよく快適」➡「洗濯物を室内干ししても乾きやすい」
「防音対策がばっちり」➡「隣の部屋の物音が気にならないので、しっかりと睡眠がとれ、美容にも良い」

といったように、コンセプトを与えることで普通のプレゼンよりも、想像しやすく魅力的なプレゼンへと変わっていきます。

もしも、
「なんかまとまりのないプレゼンだなぁ」とか
「限られた時間で何をプレゼンすれば良いんだろう?」などと
悩まれていいたら、きっと伝えることがたくさんありすぎて、全体的にぼやけたプレゼンになっている可能性があります。

そんなときには、簡単でも良いのでコンセプトを考えてみましょう!

プレゼンのコンセプトの見つけ方

コンセプトを考える時、以下のことに注意して考えると、聴き手にとっても自分にとってもわかりやすいコンセプトを見つけ出すことができます。

  • 相手は誰か
  • 相手が知りたいことは何か
  • あなたの提案でどのように解決できるか?
  • あなたの提案は他とは何が違うのか

これらのことを明確にしていくと、プレゼンにおけるコンセプトが浮かび上がってくると思いますので、コンセプト作りに迷ったり、うまくいかなかったら試しみてください。

まとめ

目的ははっきりしているけど、どうしてもコンセプトがうまく見つからないという場合、複雑に考えすぎてしまっている可能性があります。

コンセプトを複雑に考えてしまうと、コンセプトを見つけ出すのに苦労しますし、複雑なコンセプトは聴き手に伝わりにくくなってします。

コンセプトはシンプルに考えるようにしましょう。

あなたが何を伝えたいのか、そして聴き手は何を知りがっているのか、この2つだけを意識するようすると、シンプルに導き出すことができると思います。

決して複雑にしようとしないでください。
また、抽象的なコンセプトや短くまとめようとすることもNGです。

「あなたもキレイなラインを手に入れよう」
「誰でも簡単に痩せられるダイエット」
といったような、抽象的な表現だったり、短くまとめたコンセプトにしてしまうと、聴き手にとってわかりづらいですし、興味をひくことはできません。

具体的なコンセプトは少し長くなっても構わないのと私は考えていますので、恐れずシンプルでわかりやすいコンセプト作りをしていきましょう。

監修者

監修者の写真

Null Japan株式会社 代表取締役

高村 勇太

プレゼン資料クリエイター/プレゼン資料の専門家

Microsoft® Officeスペシャリスト 認定

<略歴>

武蔵野美術大学卒業後、東京都港区赤坂の設計事務所にてプレゼンテーション業務に従事。数億円のオフィスビルから数百億円の都市開発事業などの提案書およびプレゼンテーション資料の作成を手がける。
2016年より会社を設立し、2018年よりマーケティング、セールスライティングを取り入れたプレゼンテーション資料制作、コンサルティング事業を開始。
現在はプレゼンテーション資料を中心に広告やチラシ、営業資料などの様々な資料を手がけ、資料制作講座も開き、資料制作の方法なども伝えている。
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