プレゼンの組み立てや伝える順番は超シンプルでOKです!

最後までプレゼンを聞いてもらい、あなたの提案を受け入れてもらうためには、ごちゃごちゃと色々伝えるよりも、シンプルにわかりやすく伝えることが大切です。

そのためにプレゼンの組み立てもシンプルでいいんです。

ということで早速どのようにプレゼンを組み立てていけばいいのかを見ていきましょう。

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プレゼンの組み立てや順番を考える前に目的をはっきりさせる

プレゼンの目的を明確に

まずとても大切なことは、プレゼンの目的を明確にすることです。

あなたはそのプレゼンを通して聞き手にどのような行動をしてもらいたいのか。

そのプレゼンを通して、何を伝えたいのか。

プレゼンの目的が明確になっていないと、プレゼンを組み立てるのに、あっちにいったりこっちにいったりと一貫性のない余計な情報の詰まったプレゼンになってしまいます。

例えば、”パワーポイントの使い方講座”を売り込むプレゼンをするとします。

あなたならどんなことを一番伝えたいですか?

自分のパワポの技術が高いこと?
これまでに1,000人の生徒に教えてきた実績?
とても丁寧で生徒に感謝されていること?
とても低価格なこと?

どれも伝えなくてはいけない内容ですが、一番伝えたいことは違うはずです。

一番伝えたいことは、この講座を受けることで、”パワポを使いこなせるようになる”ということですよね。

そしてその約束が果たせるということを証明するために、自分の技術が高いことや実績があること、口コミで高評価を得ていることなどがあるんです。

生徒さんによってはその後の目的は様々だと思います。

パワポを使えるようになって転職したい。
パワポを使えるようになって社内で評価されたい。
パワポを使えるようになって結婚式用のムービーを作りたい。

いろいろな目的がありますが、一番はパワポを使いこなせるようになることが生徒さんの望むことなんです。

ですから、まずはそのことを伝えてあげることが大切なんです。

もしも、何が一番伝えたいのか迷ってしまったら、聞き手の立場に立って考えてみてください。

聞き手はどんなことを望んでいるのか?

それを伝えてあげるようにしましょう。

レゼンの組み立てや順番は超シンプルに

プレゼンでは聞き手の感情を刺激すること

プレゼンで相手に行動してもらうためには、感情を刺激しなければいけません。

なぜなら、人は論理的な説明よりも感情が高ぶったときに行動するからです。

例えば、あなたが電子書籍リーダーのキンドルが欲しかったとします。
(今、私が欲しい物です・・・)
このとき、紙の本を買わなくてすむので、置き場所に困らない。
キンドル版の方が本の値段が安い。

など論理的に考えますよね。

でもその一方で、夜寝る前にキンドルを使って読書している自分の姿や、通勤中に電車の中でキンドルで読書している自分を想像したりしませんか?

そしてその時、あなたの感情は刺激され、購入への決定を判断することになるんです。
このように感情を刺激することはとても大切なことです。

で、その感情を刺激するには2つの方法があります。

それがポジティブな感情とネガティブな感情なんです。

ポジティブな感情

ポジティブな感情を刺激するためには、提案を受けることで聞き手の未来が素晴らしくなるということを伝えてあげましょう。

例えば、
「営業で相手に気に入られて、仕事が受注できるようになる方法」

などのように、聞き手にとってのメリットを伝えてあげるようにします。

ネガティブな感情

ネガティブな感情に訴えかけるためには、聞き手に不安や悩みを解決できるということを伝えるようにします。

例えば、
「あなたの資金をドブに捨てないための投資術」

などのように、聞き手にとって不安となる部分にフォーカスして、不安や悩みから開放されるイメージを想像させてあげるようにします。

プレゼンの超シンプルな組み立て方

プレゼンを組み立てるとき、最もシンプルな方法は2種類です。

「ポジティブな感情」に訴えかける方法と「ネガティブな感情」に訴えかける方法です。
2つの方法はほとんど同じです。

【ポジティブな感情に訴えかける】

  1. 聞き手にとってこの商品を買うことのメリットを伝える
  2. 商品の機能や特徴を伝える
  3. 商品を信用してもらうための根拠を伝える
  4. 聞き手に行動してもらうための具体的な方法を伝える

【ネガティブな感情に訴えかける】

  1. 聞き手が現在抱えている不安に共感する
  2. なぜそのような不安があるのかを伝え、より明確に不安を顕在化させる
  3. この商品ならその不安を解消できることを伝える
  4. 商品の機能や特徴を伝える
  5. 商品を信用してもらうための根拠を伝える
  6. 聞き手に行動してもらうための具体的な方法を伝える

と、こんな感じです。

重要なのは、最初に商品の説明をダラダラとするのではなく、なぜこのプレゼンを聞くことが聞き手のためになるのかを伝え、プレゼンに真剣に耳を傾けてもらえるようにすることです。

プレゼンの構成についてもっと知りたい方はこちら↓↓↓

⇒参考:「プレゼン構成の方法ならこれがオススメ!覚えるのは2パターンだけ」

レゼンの組み立てや順番のまとめ

プレゼンを組み立てるためには、まず目的をしっかりと把握します。

目的が明確になったら、今度はポジティブな感情に訴えかけるか、ネガティブな感情に訴えかけるかを決めます。

このとき、どっちの感情に訴えかければいいのか判断に困るようでしたら、本当はどっちも試してもらって反応の良い方を見分けてもらいたいんですが、もしもテストができないようでしたら、まずはポジティブな感情に訴えかけるようにしてみましょう。

なぜなら、こっちのほうがプレゼンが組み立てやすいからです。

ただし、間違えないでもらいたいのが、商品やサービスによる、ということです。

例えば、育毛剤なら、間違いなくネガティブな感情に訴えかけたほうが良いですよね!
「薄毛で困っていませんか?」
と。

このように商品・サービスによって変わってきますでの、あなたの扱う商品・サービスをしっかりと理解してプレゼンを組み立てるようにしましょう!

監修者

監修者の写真

Null Japan株式会社 代表取締役

高村 勇太

プレゼン資料クリエイター/プレゼン資料の専門家

Microsoft® Officeスペシャリスト 認定

<略歴>

武蔵野美術大学卒業後、東京都港区赤坂の設計事務所にてプレゼンテーション業務に従事。数億円のオフィスビルから数百億円の都市開発事業などの提案書およびプレゼンテーション資料の作成を手がける。
2016年より会社を設立し、2018年よりマーケティング、セールスライティングを取り入れたプレゼンテーション資料制作、コンサルティング事業を開始。
現在はプレゼンテーション資料を中心に広告やチラシ、営業資料などの様々な資料を手がけ、資料制作講座も開き、資料制作の方法なども伝えている。
⇒主な制作事例はこちら

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